はあ(p_-)
完全に旅行ボケです・・
旅行って本当に楽しい。行く前はさらに楽しい。
終わってしまうとさみしくて・・
ある意味、人生は“死”がくるまでの終わりのない旅ですが(かっこい~ヽ(^o^)丿ワタシ❤)
終わらない旅ってないかな~・・
旅といえば宮沢賢治の“銀河鉄道の夜”
私は↑の清川あさみさんバージョンが素晴らしく美しくて大好きです。
いくつか好きなシーンがあるのですが、クライマックスの方のこのシーンが大好きです。
主人公のジョバンニとカムパネルラはさまざまな人たちと銀河を旅します。そして、最後に2人きりに
なります。(以下本文です。)
ジョバンニはああと深く息しました。
「カムパネルラ、また僕たち2人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒にいこう。僕はもう
あのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺんやいてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」ジョバンニがいいました。
「僕わからない。」カムパネルラがぼんやりいいました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新しい力が湧くようにふうと息をしながら
いいました。
「あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ。」カムパネルラが少しそっちを避けるようにしながら天の川
のひととこを指さしました。ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまいました。天の川の
一とこに大きなまっくらな孔がどおんとあいているのです。その底がどれほど深いかその奥に何があるか
いくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えずただ眼がしんしんと痛むのでした。
ジョバンニがいいました。
「僕もうあんな大きな闇の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。
どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」
なかなかに深いです・・また子どもが言っているというところがいいです。
人生という長旅でも、一泊二日の旅でも人はいろんなさいわいを手にすることができるのですね、
きっと。
それもすべて自分次第。宝の山に入りながら、素手でぶらぶら引き返さないようにしないとですね☆
(マルトシ談)